成都飛機工業集団のインフラ整備の進捗から判断すると、J-20戦闘機の小ロット試験生産は、2016年より開始される可能性が高い。J-20の年産は、J-10の14−18機を上回る見通しだ。カナダ軍事専門誌・漢和ディフェンスレビュー(10月号)が伝えた。
J-20が間もなく小規模ロット生産の段階に入る兆候が見られる。同社は戦闘機の製造に向け、施設を建設している。本誌が以前の記事で取り上げた、2014年に竣工した格納庫と駐機場の他に、同社は2014年と2015年に新たな生産設備の建設作業を開始した。これは新型機の生産ラインに用いられる可能性が高い。
これはJ-20の製造工場のはずだ。仮にそうならば、J-20のロット生産の時期を推算できる。製造施設の建設が順調に進められていることから、インフラ整備は2015年末に終了する見通しだ。J-20の小ロット試験生産は2016年から始まる可能性がある。
同社のJ-10の年産は、ピーク時で14−18機に達する。安定生産の段階に入ると、J-20の年産はJ-10を上回ることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月30日