韓国の大統領官邸・青瓦台の安鍾範・経済首席秘書官は18日に記者会見を開き、朴槿恵大統領の訪米の成果を紹介した。安氏は、「韓国は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に韓国が加入することについて、米国政府が歓迎の立場を持つことを再確認した」と述べた。
安氏は、「韓米は、双方が高水準の自由貿易協定を締結していることから、韓国がTPPに加入することが容易だと判断している。両国が首脳会談後に発表した共同声明には、米国が韓国のTPP加入に歓迎する立場が示されていた。また米国商工会議所の上級副社長のMyron Brilliant氏は、韓米経済関係者による会議中に、韓国のTPP加入を積極的に支援していくと約束した」と述べた。
安氏は「韓国はTPP発効前に加入できるか」という質問に対して、「TPP発効前の各種手続きにかかる時間を考えると、韓国には十分な準備時間がある」と述べた。
安氏はTPPの他に、朴大統領の訪米中のその他の成果を列挙した。これには両国の保健・衛生、航空・宇宙、気候変動、サイバーセキュリティなどの最先端分野の協力が含まれる。両国は韓米航空・宇宙協力協定の早期締結を目指すことになった。両国企業はワシントンとニュヨークで一対一の商談会を開き、39件の業務提携を決定した。契約額は2億5000万ドルに達すると見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月19日