習近平国家主席は英女王エリザベス2世の招待を受け、10月19日から23日にかけて訪英する。これは中英関係の「黄金の時代」を切り拓き、両国はさまざまな分野で協力を展開することになる。光明網が伝えた。(文=周永生・中国外交学院国際関係研究所教授)
まず、両国の発展には、両国のより緊密で幅広い、深く掘り下げた戦略的提携が必要だ。英国は中国のEUで2番目の貿易相手国となっており、中国は英国のEUを除く2番目の貿易相手国になっている。また二国間の貿易構造は改善を続けており、自動車、航空、通信、動力などの高付加価値製品が占める比率が着実に上昇している。専門家は、両国の2015年の貿易総額が1000億ドルに達すると予想している。これは中国の経済成長が鈍化し、英国とEUの経済発展も緩慢な状況下で得られる成績、劣勢を覆す得難い成長だ。
注意すべきは、英国が今年3月に米国に事前連絡せず、米国の制約を打破し、西側の主要大国の中で真っ先にアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加入を宣言したことだ。これは多くの西側先進国のAIIB加入の流れを形成し、米日の包囲を笑いの種にした。英国がこうしたのは当然ながら国益のためで、アジアの発展の成果を共有するためだ。しかし客観的に見ると、これはAIIBの発展を推進し、中国の戦略的な呼びかけに応じており、賞賛されるべきだ。
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