中英が世界戦略のパートナーに、共同宣言で尊重と協力を強調

中英が世界戦略のパートナーに、共同宣言で尊重と協力を強調。

タグ: 習近平 共同宣言 自由貿易区 インマルサット 英国

発信時間: 2015-10-23 09:50:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

習近平国家主席の訪英日程が22日、3日目に突入した。中英両国は、共同宣言を発表した。BBCによると、この29の共同宣言には、中英関係、経済、外交などの協力と願いが含まれ、環境保護などの議題も取り上げられた。共同宣言はキャメロン首相の発言に呼応し、習主席の今回の訪英が「持続的・開放的・ウィンウィンの中英関係の『黄金の時代』を切り開いた」とした。

中国メディアが最も注目したのは、「双方は一日も早く中国・EU自由貿易区のフィジビリティスタディを共同推進し、第17回中国・EU首脳会議の共同声明で確定された長期目標、つまり条件が熟した際に全面的な自由貿易協定を締結するという目標を実現するよう呼びかけた」という情報だと伝えられた。

復旦大学欧州問題研究センター長の丁純氏は、共同宣言の「グローバル」という言葉に注目した。丁氏は、「これは中英が国際事業とグローバル・ガバナンスにおける協力を推進し、深化させることを意味する可能性がある。英国は伝統的な西側諸国、政治大国であり、世界の政治の舞台で並々ならぬ影響力を持つ。中国は日増しに力を増す新興経済体であり、将来的に国際事業の中でより多くの責任を担わなければならない。両国のグローバル・ガバナンスの協力は双方のチャンスであり、大勢の赴く所でもある。これは中国とその他の西側諸国の関係のモデルになりうる」と指摘した。

習主席は22日午前、ヨーク公爵アンドルー王子に付き添われ、シディ・オブ・ロンドン付近の移動体通信事業者「インマルサット」の本社を訪問した。フィナンシャル・タイムズによると、同社は習主席の訪問中、中国交通通信情報センターとの戦略的提携枠組みを発表した。双方は計画に基づき、中国および「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)地域に衛星通信サービスを提供する。ある消息筋によると、双方は価値にして数億ドルの、15年期の契約を締結する可能性がある。詳細な内容については、今後数週間内に発表される見通しだ。

BBCによると、インマルサットは世界最先端の衛星通信技術企業の一つで、30億ドル規模の衛星編隊を保有する。同社は2014年のマレーシア航空MH370便墜落事件に、多大な貢献を成し遂げた。習主席は同日、バッキンガムシャーの首相別邸チェッカーズ・コートを訪れ、キャメロン首相と英国版「サニーランド会談」を行った。

英エコノミスト誌によると、これは外国人首脳にとって稀な破格の厚遇であり、英国政府が一対一の二国間関係にこれほど力を入れるのは珍しい。米国を含む多くの西側諸国は、世界2位の経済体との貿易を継続しようと願っているが、往々にして一定の距離を保っている。かくも積極的に中国を歓迎し、「黄金の時代」の幕開けに歓呼しているのは英国だけだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月23日

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