(四)従来の協力と新たな協力を共に推進する。相互利益とウィンウィンの精神に則り、中日間自由貿易区を早期建設し、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の推進を加速し、アジア太平洋自由貿易圏という壮大な目標に向かい共に邁進する。新しい分野の協力を積極的に切り拓き、東南アジアを主な方向として検討し、生産能力を巡る国際協力の展開を模索する。
(五)政府間の協力と民間交流を相互促進する。中日韓の民間交流は現在、かつてないほど活発化している。3カ国の国民の意向に応じ、人員の行き来を引き続き拡大し、3カ国の友好の社会的基盤を固め、3カ国の協力に力強い民意の支持をもたらすべきだ。
中国網の王暁輝編集長はシンポジウムで、「インターネットと新メディアは、人々が情報を入手し発表する主な手段になっている。新メディアはコンテンツの個性化、伝播方法の多様化、受け手との交流の鮮明化などの特長を持ち、3カ国の民間交流の促進において重要な力を発揮している。3カ国の識者は新メディアを利用し、より積極的に理性的な声を発するべきだ」と指摘した。王編集長はまた、文化交流の政治の相互信頼および民間友好交流における重要な力を強調し、3カ国の政府、NGO、メディアはより長期的な視野と広い胸襟を持ち、より粘り強い意志により文化交流を大々的に推進すべきだと指摘した。
中国公共外交協会副会長の呂鳳鼎氏、元駐日中国大使の徐敦信氏、元駐韓国中国大使の張庭延氏、元駐中国日本大使の宮本雄二氏、元駐中国韓国大使の李揆亨氏、中日韓の専門家・学者およびメディアの代表者ら150人余りがシンポジウムに出席した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月27日