議長とご列席の皆様
ポスト2015年開発アジェンダは高基準のタスクリストであり、ずっしりと重い誓約書でもあります。「計画一割、実行九割」。私は国際社会が協力を強化し、ポスト2015年開発アジェンダを共に実行し、協力・ウインウインを実現すべく努力することを提案いたします。
第一に、各国の発展能力を増強するべきです。発展はつまるところその国自身の努力にかかっています。中国には「腹量りて食らい、形を計りて着よ」という言葉があります。各国は自国の持つ特徴に基づいて、その国の国情に合った発展戦略を策定すべきです。国際社会は発展途上国の能力開発強化を手助けし、途上国の実際のニーズに基づき、それに的を絞った支援とサポートを提供する必要があります。
第二に、国際発展環境を改善するべきです。平和と発展は互いに補完し合うものです。各国は国際平和を共に守り、平和で発展を促し、発展で平和の土台をかためるべきです。発展には良好な外部の制度環境も必要です。国際金融機関は管理改革を加速し、多国間開発機関は発展資源を増やす必要があります。
第三に、発展パートナーシップを最適化するべきです。先進国は迅速に約束を実行し、義務を履行しなければならず、また国際社会は南北協力の主要チャネルという地位を堅持し、南南協力と三者間協力を深化し、私営部門などステークホルダーがパートナーシップにおいてより大きな役割を果たせるよう後押しする必要があります。
第四に、発展協調メカニズムを健全化するべきです。各国はマクロ経済政策協調を強化し、マイナスの波及効果を防がなければなりません。地域機関は一体化プロセスを加速し、域内の優位性相互補完によって全体としての競争力を高める必要があります。そして国連は引き続きリーダーとしての役割を発揮しなければなりません。