議長とご列席の皆様
改革開放スタートから30数年間、中国は自国の国情に立脚して、中国の特色ある発展の道のりを歩んできました。中国はミレニアム開発目標をほぼ達成し、貧困人口は4億3900万人減少し、教育、衛生、女性などの分野で著しい成果を上げました。中国の発展は13億余りの中国人の福利を増進しただけでなく、世界の発展も力強く促進しました。
過去60数年にわたり、中国は国際発展協力に積極的に関与し、166の国と国際機関に4000億元近い資金を提供し、支援要員を60万人余り派遣しました。そのうち700人余りの中国人が他国の発展のために貴重な命を捧げました。
未来に向けて、中国は道義と利益の両立、道義の優先という原則を引き続き堅持し、各国と共にポスト2015年開発アジェンダ実現に向けて努力していきます。そのために、以下の点をここに宣言します。 ――中国は「南南協力援助基金」を設立し、第1期資金として20億ドルを提供し、発展途上国のポスト2015年開発アジェンダ実施を支援します。
――中国は引き続き後発開発途上国への投資を増やし、支援額を2030年までに120億ドルにするよう努めます。
――中国は後発開発途上国、内陸開発途上国、小島嶼開発途上国に対し、2015年末に返済期限を迎える未償還の政府間無利子融資の債務を免除します。