米国が南中国海の巡航を定例化、中国は譲歩に断固応じず

米国が南中国海の巡航を定例化、中国は譲歩に断固応じず。

タグ: 南中国海 米海軍

発信時間: 2015-11-04 13:15:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロイター通信は3日、米国防総省当局者が2日、「米海軍は米国の国際法に基づく権益を中国と他国に知らせるため、四半期に2回、南中国海の『人工島』12カイリ以内に米艦船を派遣する。2回、もしくは2回以上派遣する。これは適度な回数だ。定期的であり、過度な刺激を回避できる。これは米国の国際法に基づく権益の行使に合致しており、中国と他国に米国側の観点と意図を知らせることができる」と述べたと報じた。

米ハフィントンポストによると、ホワイトハウスのローズ国家安全保障副補佐官は2日、「米軍は南中国海での行動を続け、航行の自由の原則を守るという米国の約束を証明する。これは我々の国益に合致し、自由な航行の原則を貫くことを示す。米国は南中国海問題の解決を目指す外交ルートを築こうとしている」と述べた。

中国外交部の華春瑩報道官は3日、南中国海での巡航を定例化するという米国側の発言について、「自国の領土・主権・安全、合法かつ正当な海洋権益を守る中国の意志は確固不動のものだ。悪意ある挑発をするすべての国に対して、中国は毅然とした態度で対応する。中国は関連海域・空域の状況を厳しく監視し続ける。中国はすべての間違った言行を止め、中国の主権と安全の利益を脅かすすべての危険・挑発行為を停止するよう、米国に強く求める」と述べた。

中国人民大学国際関係学院教授の時殷弘氏は、環球時報の記者に対して、「米国は南中国海の巡航を常態化することが可能だが、中国が南中国海問題で譲歩することは絶対にない。しかし中米両国には、偶発的な武力衝突を避けるという、共通する核心的利益がある。中米両国が南中国海問題で対立するが、軍事衝突には至らないという長期的な流れが形成されるだろう」と予想した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月4日

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