マレーシアを友好訪問中の常万全・国務委員兼国防部長はクアラルンプールで5日、マレーシアのヒシャムディン国防相と会談し、二国間関係や地域の安全情勢といった共に関心を寄せる話題について深く意見交換した。
常部長は、「両国関係は長年に渡り高度発展を維持し、つながりが日増しに密接になっている。両軍関係は各分野で良好に発展している。中国はマレーシアとの防衛関係を、周辺事業の重要な位置に据える。両軍が両国首脳の合意事項を実行に移し、高官の交流を維持し、実務的な協力を推進し、多国間の調整を強化し、相互の関心事に配慮し、戦略的相互信頼を絶えず促進し、両国の全面的・戦略的パートナーシップの健全かつ安定的な発展を推進することを願う。中国はASEANと防衛・安全協力を深め、共に各種課題に対応し、情勢を効果的にコントロールし、地域の平和と安定を確保したい」と述べた。
ヒシャムディン国防相は、「地域の安全情勢は現在、日増しに複雑化している。両国と両国の防衛部門はこれを注視し、意思疎通の強化を続けるべきだ。高官の交流、人材育成、国防産業、テロ対策、サイバーセキュリティなどの交流と協力を深める。防衛部門と軍隊間のホットラインを設置し、これを効果的に活用し、二国間の友好関係の深化と発展を促し、全力で地域の安全・平和・安定を維持する。マレーシアは地域安全の動向に注目し、ASEANと中国の防衛協力の深化を支持する。中国が今後、ASEANの発展を支持し続けることを願う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月6日