設計時速で計算した場合、京張鉄道が開通すれば、北京から張家口まで約1時間となる。現在は最も早いルートでも3時間12分かかる。遅い場合は5時間33分だ。自動車でも約3時間かかる。もし京蔵高速が渋滞すればさらに時間がかかる。
北張鉄道の工期は4年6カ月としている。現在、中国鉄路総公司は、河北省と張家口市を結ぶ鉄道の初期設計を始めており、省内と沿線県区の関係部署に意見を求めているところだ。プロジェクトの前期プログラムが終わり次第、施工を開始する。
北張鉄道が作られ、北京冬季五輪の崇礼エリアでの交通インフラである崇礼支線が作られることにより、北京と張家口が共同で行う2022年の冬季五輪の交通インフラ需要が完備されることになる。
張家口市地方鉄道管理処の担当者によると、京張鉄道は政府が新たに建設を要求する60の鉄道プロジェクトの1つだという。北京・張家間の鉄道を新たに作ることは、地域の路線配置を完全に近づけるものであり、北京・天津・河北省の共同発展にとって大きな意義を持つと担当者は話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月8日