李総理が南中国海に言及、島礁建設は「軍事化」には当たらず

李総理が南中国海に言及、島礁建設は「軍事化」には当たらず。 クアラルンプールで第10回東アジア首脳会議に出席中の李克強総理は昨日午前、南中国海問題について中国側の原則的立場を説明し…

タグ: 李克強 南中国海 軍事化

発信時間: 2015-11-23 09:50:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

クアラルンプールで第10回東アジア首脳会議に出席中の李克強総理は昨日午前、南中国海問題について中国側の原則的立場を説明し、各国が南中国海の平和と安定を維持するため5つの提案を行った。李総理は、次のように指摘した。

中国が自国の島礁で建設を進めることは合理的かつ合法的であり、いかなる国を対象とするものではなく、いかなる国にも影響を及ぼさない。これは航行の自由の維持、海上の災害への対応に有利であり、「軍事化」には当たらない。

中国は、南中国海の関連係争に直接関連する主権国の交渉・協議による解決、中国およびASEAN諸国による南中国海の平和と安定の維持という「2つの方針」に力を入れている。中国とASEAN諸国の長年に渡る努力により、南中国海は外部勢力の干渉と介入を受けずに全体的に平和と安定を維持してきた。我々は現在、「南海各方行為宣言」の全面的かつ効果的な履行に取り組み、実務的な協力を展開し、「南海行為準則」の交渉を積極的に推進し、重要な進展を手にしている。これは得難いことであり、共に惜しむべきだ。

中国は南中国海の航行および飛行の自由を積極的に提唱し、確固たる姿勢で守ってきた。中国は世界の主要貿易国で、南中国海は重要な国際航路だ。南中国海情勢の不安定で先に損失を被るのは、中国を含む地域内の国家であり、その他の国に対しても利益とはならない。南中国海の航行と飛行の自由にはこれまで問題が存在したことはない。地域の国家はこれを良く維持し続ける意向と能力を持つ。中国が自国の島礁で建設を進めることは合理的かつ合法的であり、いかなる国を対象とするものではなく、いかなる国にも影響を及ぼさない。これは航行の自由の維持、海上の災害への対応に有利であり、「軍事化」には当たらない。関連国が航行および飛行の自由を行使する場合、地域の沿岸国の主権と安全を十分に尊重するべきだ。

中国は交渉・協議による係争の平和的な解決を堅持し続け、規則とメカニズムにより食い違いを管理し、協力と共同開発によりウィンウィンを実現する。地域内の諸国と共に、南中国海を平和・友好・協力の海として建設していきたい。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月23日

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