1937年12月、日本軍が南京に侵攻した。15歳だった濮業良さんは難民区に逃れたが、日本軍の捜索を受けて連行され、拘禁された。日本軍は難民登録を理由に中国兵を探して回った。民間人だった濮業良さんのいとこの沈啓全さんも日本兵に捕まり、トラックに載せられ、二度と帰ってくることはなかった。