比がAIIBに加入、専門家は「メリットばかり」

比がAIIBに加入、専門家は「メリットばかり」。

タグ: AIIB フィリピン 創設メンバー国

発信時間: 2015-12-31 13:59:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アジアインフラ投資銀行(AIIB)が、2015年12月25日に正式に設立された。世界は中国が初めて設立を提唱した多国籍金融機関を迎えた。習近平国家主席は2013年10月2日にAIIBの設立準備の提案を行った。中国、インド、シンガポールを含む、第1陣となる21の創設メンバー国の財相と代表者が北京で調印し、AIIBの設立を共に決定した。

メディアの報道によると、57の創設メンバー国のうち、50カ国は今年6月末までに協定に調印しており、残りの国もその後調印した。調印を終えていないのはフィリピンのみ。年末までに調印しなければ、フィリピンは発言権など、創設メンバー国の有利な地位を失うことになる。

シンガポールのアジア太平洋問題アナリストは30日、環球時報に対して、「フィリピンのAIIB加入は最も遅かった。アキノ大統領は何度も利害を計算していたはずだ。同盟国であるフィリピンは、米国の気持ちに配慮する必要がある。フィリピンと米国には、TPP、それからAIIBというカードがある。AIIBに加入すれば、米国とその他の問題を協議する際の駒を増やせる。フィリピンはAIIBの進展がこれほどスムーズで、短期間内にすべての枠組みが整い、直ちに運営が開始されるとは想定外だった。TPPは現在、まだ混沌としている。英国が経済を理由に真っ先にAIIBに加入したのと同じく、フィリピンも最終的に利益を最重視する」と分析した。

中国人民大学国際関係学院副院長の金燦栄氏は、環球時報のインタビューに応じた際に、「フィリピンがAIIBに正式に加入すると発表したことは、何も意外なことではない。発展途上国は、資金不足と発展の需要という矛盾を抱えている。政治的な要素を考えなければ、フィリピンにはAIIBに加入しない理由はほとんどない。創設メンバー国としての地位により、フィリピンは優先的に融資を獲得できる。これはフィリピンにとってメリットのみで、デメリットはない」と分析した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月31日

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