南沙の試験飛行、目的は民間航空の発展=専門家

南沙の試験飛行、目的は民間航空の発展=専門家。

タグ: 南沙 試験飛行 民間航空

発信時間: 2016-01-06 14:32:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国は南沙諸島の関連島礁の建設は、民間の需要が主な目的と何度も強調しているが、西側はいわゆる「軍事化」問題を絶えず誇張し伝えている。

米CNBCは4日、「アナリストは、中国は南沙諸島の島礁の滑走路に初めて航空機を着陸させたことから、今後の軍事飛行活動が不可避になると表明した。永暑礁の滑走路は3000メートルに達し、長距離爆撃機、輸送機、中国最先端の戦闘機を使用することで、軍事力を南中国海の奥深くに浸透させることができる」と報じた。オーストラリア国立大学戦略防衛研究所客員研究員のブレジンスキー氏は、「中国の空の力が強化されれば、防空識別圏を設定する可能性があるが、短期的にはそうなることはない。数回の試験飛行後、中国はSu-27とSu-33戦闘機を着陸させ、現地で長期的に駐留させる。これは中国がやろうとしていることだ」と予想した。ロイター通信は、「中国は係争中の海域における軍事的存在感を強めており、最終的に中国が支配する防空識別圏が設定される可能性がある」と報じた。

中国が南中国海で防空識別圏を設定するかという疑問については、中国外交部の華春瑩報道官が4日の記者会見で回答済みだ。華報道官は、「これは中国側の安全情勢に対する判断と需要に基づき、総合的に検討しなければならない。我々は、南中国海の全体情勢は安定的と判断している。我々は関係者と共に努力し、南中国海地域の平和と安定を維持していきたい」と述べた。

海軍軍事学術研究所研究員の張軍社氏は5日、環球時報の記者に対して、「西側メディアは中国の南中国海の島礁の建設を大げさに分析し、中国に現時点では南中国海の防空識別圏を設定する能力がなくても、今後は能力を手にすると判断している。中国が南中国海で防空識別圏を設定するかは、どの程度の脅威を受けるかにかかっており、かつその他の要素を総合的に検討しなければならない。これは永暑礁の空港建設と試験飛行の間に、直接的な関連性を持たない。中国が永暑礁で新空港を建設し、点検と試験飛行を行うのは、南中国海の島礁の建設に合わせ、民間航空を発展させるためだ。西側メディアはこれを根拠とし、中国が南中国海で防空識別圏を設定すると推測しているが、これは大げさな誇張だ」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月6日

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