米太平洋軍司令官の発言、「歴史的な常識に欠ける」＝国防部
米太平洋軍司令官の発言、「歴史的な常識に欠ける」＝国防部。
タグ： ハリス 国防部 南中国海
発信時間： 2016-01-29 09:50:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
中国国防部の楊宇軍報道官は、米太平洋軍司令官の発言について、「ハリス将軍の発言は、完全に歴史的な常識が欠けている。中国は南中国海の諸島および付近の海域の主権を持つ。これには十分な歴史的・法的根拠がある」と述べた。
記者からは、「米太平洋軍司令官のハリス氏は27日、米シンクタンクCSIS（米戦略国際問題研究所）で講演した際に、米国は南中国海で中国の主張に対抗し続けると述べた。ハリス氏は個人的に、これらの島嶼は中国領ではないと考えている。これについてコメントはあるか」という質問があった。
楊報道官は、「ハリス将軍のこのような発言に非常に驚いている。これは完全に歴史的な常識が欠けている。中国は南中国海の諸島および付近の海域の主権を持つ。これには十分な歴史的・法的根拠がある。中国は、関連する係争は直接関わる当事国の協議・交渉によって平和的に解決し、南中国海の平和と安定は中国とASEAN諸国で共に維持していくことを一貫して主張している。この問題について、地域外の国による余計な口出しは必要がなく、無知な言論により仲違いを引き起こすことは許されない」と指摘した。
記者からは、「米国政府はこれまで、南沙諸島の帰属の問題について特定の立場を持たないとしてきた。ハリス氏の個人的な観点は、米国政府の政策と異なっている。これについてコメントはあるか」という質問があった。楊報道官は、「ハリス将軍は米太平洋軍司令官であり、このような無責任ないわゆる『個人的な観点』を示すことは、形式上ふさわしくなく、内容は完全に間違っている。個人的な観点を示す必要があるならば、次の講演の前に南中国海問題の歴史的な経緯をしっかり勉強しておくことを提案する」と述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年1月29日
 |
|
 |
コメント数:0最新コメント
コメントはまだありません。
一覧同コラムの最新記事
