米国の「航行の自由」、海上の絶対的な軍事的覇権にあらず=中国外交部

米国の「航行の自由」、海上の絶対的な軍事的覇権にあらず=中国外交部。

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発信時間: 2016-02-24 16:31:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国外交部の華春瑩報道官は23日、定例記者会見を開いた。

記者からは、「報道によると、米海軍第7艦隊のジョセフ・ アーコイン司令官はこのほど、オーストラリアなどが米国に追随し、南中国海の係争中の島嶼から12カイリ内を巡航することで、自由の航行を宣言すると発表した。中国側はこれにどうコメントするか?」という質問があった。

華報道官は、「中国は世界最大の貿易国、最大の南中国海沿岸国として、誰よりも航行の自由の問題を重視している。南中国海の航行の自由に問題が生じたことがないことは、多くの事実により間違いなく証明されている。南中国海の航行の自由を損ねるというレッテルが、中国に貼られることはない。米国の一部の人間は事あるごとに航行の自由を持ち出しているが、これは杞憂ではなく、各国の分断を図る下心を持っている。しかし我々は、国際法が認める航行の自由とは、米国の軍艦や軍機が武力を誇示する自由のことでは絶対にないと指摘しておく必要がある。米国は『航行の自由』を口にしているが、心の中では海上の絶対的な軍事的覇権を考えていることだろう。我々は米国が、挑発行為、意図的な緊張ムードの醸成、南中国海の平和と安定を損ねる言行をやめることを願う」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月24日

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