米高官が南中国海の仲裁受入を主張、中国は強く反発

米高官が南中国海の仲裁受入を主張、中国は強く反発。

タグ: 南中国海

発信時間: 2016-03-01 13:39:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国は非軍事化を南中国海全域に拡大するべきという米国の主張、および南中国海の係争の仲裁結果が拘束力を持つかという問題について、中国外交部の洪磊報道官は定例記者会見で「米国は世界の裁判官のふりをして、中国に余計な指図をするべきではない」と述べた。

記者からは、「報道によると、米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長は、中国は南沙諸島の非軍事化の約束を、南中国海全域に拡大するべきと主張した。また南中国海の係争の仲裁結果は、中国とフィリピンに対して同等の拘束力を持つとした。これは両国が国連海洋法条約の締結国だからだという。中国側はこれにどうコメントするか」という質問があった。

洪報道官は、「中国は国際法が主権国に与える自衛権を行使し、自国領に必要かつ適度な国土防御施設を配備している。これは中国側の関連島礁が置かれている環境と受けている脅威によるものであり、軍事化とは関係がない」と指摘した。

洪報道官は、「中国がフィリピンによる南中国海の仲裁案を受け入れず、仲裁に加わらないことには、十分な国際法の根拠がある。この立場は明確で一貫している。中比の南中国海の係争の本質は、領土および海域の境界線の係争だ」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月1日

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