2015年に中国の新たな軍事改革が幕を開けた。今年の中国両会では「戦力という唯一の根本的基準」をめぐり、いかにして改革を通じて中国軍事力を一層強化するかが重要な議題となる。中国新聞社が伝えた。
――体制の「再構築」
今回の軍事改革によって中央軍事委員会機関の旧来の「4総部」は15の機能部門に改編される。これは高度に集中・統一された軍事政策決定指導機関の形成にプラスだとの考えで人々は一致している。「トップレベルデザインが良好な運行に入ることで、改編の目的は初めて達成される」。国防大学の公方彬教授は中国新聞社の取材にこう語った。改編後の体制が戦略向上関連の問題のためにどう効率的に運営されるかに、軍側代表委員らは注目する。
――戦区の「設置」
軍事改革で、中国は東部戦区、南部戦区、西部戦区、北部戦区、中部戦区を設置し、本戦略方向の「唯一の最高合同作戦指揮機関」とする。この改革によって中国軍はさらに明晰になり、さらに反応が迅速になるとある外国メディアは指摘した。新戦区がいかにして大軍区運営モデルから転換するかも、焦点となる。