瀾滄江―メコン川協力、米日の文句は不要

瀾滄江―メコン川協力、米日の文句は不要。 瀾滄江―メコン川協力初の首脳会議が23日、海南省三亜市で開かれた。会議は同日夜、「三亜宣言」と「瀾滄江―メコン川流域国の生産能力を巡る協力の共同声明」を発表した…

タグ: 瀾滄江―メコン川

発信時間: 2016-03-24 09:56:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

瀾滄江―メコン川協力初の首脳会議が23日、海南省三亜市で開かれた。会議は同日夜、「三亜宣言」と「瀾滄江―メコン川流域国の生産能力を巡る協力の共同声明」を発表した。この2種類の文書は、瀾滄江―メコン川流域国の協力の3大支柱と5大優先方針を打ち出した。3大支柱は▽政治の安全▽経済と持続可能な発展▽社会と文化――で、5大優先方針は▽相互接続▽生産能力▽クロスボーダー経済▽水資源▽農業・貧困削減――の協力となっている。瀾滄江―メコン川流域国の協力は、最初から壮大な枠組みを描き出したと言える。

中国、ラオス、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムは同じ川の水を飲む。この川は中国国内では瀾滄江と呼ばれ、東南アジアに入るとメコン川と呼ばれる。6カ国の準地域的な協力には、地政学的なメリットと、現実的な必要性がある。水は流域国の経済・社会の発展の基礎的資源である。国際的な河川の流域国は、交流がうまくいけば友好を深め、うまくいかなければ恨みをつのらせることになる。

瀾滄江―メコン川流域は閉鎖的な地域ではない。今回の準地域的協力はASEANという大きな地域を含み、より持久的な力を持つ。中国は1990年代より、単独もしくは川下の流域国と共に、瀾滄江―メコン川の開発を開始したが、地域外で物議をかもした。中国の協力枠組みの構築に関する2014年11月の提案は、その他の5カ国から賛同を集めたが、米日などのメディアはこれに次々と冷水を浴びせた。

瀾滄江―メコン川協力の悲観視は、地域外の基調となっている。中国はただの大国ではなく、同河川の川上に位置し、6カ国の協力を主導する経済・政治的実力を持ち、川下の流域国の水資源供給の命脈を握っているというのだ。そのため地域外の国は、中国が今回の準地域的協力枠組みを利用し、その他の5カ国に対する影響力を拡大し、さらには各国を「支配」しようとしていると言い放ち、ほのめかしている。

中国はベトナムの要請に応じて、今月15日より雲南省の景洪水力発電所を開門し、給水量を増やすことで、川下の最近の干ばつに対応している。このメコンデルタで広く支持されている措置は、米日のメディアによって曲解されている。中国はこれにより支配力を示し、今後は放水の料金を徴収するなどと宣伝している。

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