李総理、海外のボアオフォーラム出席者と対話
李総理、海外のボアオフォーラム出席者と対話。
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李克強総理は24日午後、ボアオ・アジアフォーラム2016年年次総会に出席した海外のビジネス、金融、メディア界およびシンクタンクの関係者と対話した。各国・各界の著名人150人以上が出席した。李総理の発言内容は下記の通り。
改革は中国の発展の根本的な原動力だ。中国政府は確固不動の姿勢で改革を推進し、各種所有制企業の発展を積極的に推進し、公平な競争という市場環境を整える。これには国有企業のスリム化による、市場競争における競争力の向上が含まれる。また民間企業と外資系企業の市場参入条件の緩和も含まれる。しかし権力の移譲は放任を意味しない。知的財産権の侵犯、偽造品・粗悪品の販売、特に国民の健康と安全を脅かす行為については、法に基づきしっかり管理する。中国の一部の地方では最近、違法ワクチンによる事件が発生している。我々は徹底調査を指示しており、違法・犯罪行為を法に基づき断固取り締まり、関連する責任者を厳しく処分する。これは信用を重んじ、法を順守し経営する企業に対して、公平な競争の機会を与える。改革であれば既得権益が脅かされるが、国民の福利を促進することであれば、我々が懸念することはない。痛みを伴う覚悟で推進し、約束を守り、行動によって成果を出す。
中国経済は現在、新旧の原動力を切り替える重要な段階に差し掛かっている。我々は方針を定めれば、変更することはない。革新駆動の発展戦略の実施、大衆創業・万衆革新の推進により、経済成長の新たな原動力を育成している。これは無数の人々の想像力を引き出しており、新技術・新産業・新業態が力強く発展している。同時に伝統的な原動力を改造・強化している。このモデルチェンジにより、産業の再生を実現する。中国経済も難関を突破し、ミドル・ハイエンドに向かい邁進する。
中国はすでに世界経済と深く融合しており、国際政治・経済体制の受益者・参与者・建設者になっている。我々は世界のバランスの取れた発展を願うと同時に、発展途上国の発言権を強めようとしている。しかし現行の国際体制内において、別の制度を作ろうとしているわけではない。中国の発展は世界平和を維持する重要な力、世界経済の回復を推進する重要な力だ。我々は世界各国と共に、平和で調和のとれた、共に発展する国際環境を構築していきたい。
出席者らは、中国の経済発展の成果は世界に認められており、世界経済において極めて重要な地位を占めていると表明した。中国政府は経済モデルチェンジの重要な時期に正しい判断を下し、すでに成果を手にしている。出席者らは、中国との協力を強化し、中国の発展に参与し、これを支持し、中国経済と共に成長したいと述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年3月25日
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