中国は世界の核安全の強化を全力で支持するほか、そのために多くの取り組みを行っている。中国は常に発展のために安全を求め、安全によって発展を促すという理念を貫いている。核安全の保障を前提とし、原子力事業の発展を促し、発展において核安全の努力を新たな高みに押し上げている。
まず、サミットの取り組みに参加し、中国の特色ある核安全の道を歩む。中国の首脳はこれまでのサミットに出席し、核安全に関する中国の声を出している。関連する理念と提唱は、国際社会から高評価された。中国はサミットの成果を実行に移し、約束を守り、サミットの効果を広げている。海外の先進的な経験を参考にし、海外の資金・技術・設備を導入し、国家安全・発展の利益を高め、高い効果を得ている。
次に、着実に行動し、自国の核安全能力の建設を強化する。中国は核安全を国家全体の安全枠組み内に入れ、「国家安全法」に書き入れており、核安全の戦略的位置づけを明らかにしている。中国は監督管理・法執行のメカニズムの健全化を続け、従事者の能力を全面的の向上させることで、核緊急対応および核テロリズム対応の能力を高めている。
それから、国際協力を展開し、核安全公共財を提供する。中国は核安全の国際的な法的文書をすべて批准しており、国際原子力機関および国連などの関連機関・枠組みの事業を支持し、国際義務を真剣に履行している。中国と米国が共同建設する核安全保障モデルセンターが、3月18日に北京で竣工し、アジア太平洋および全世界の核安全水準を大幅に高める見通しだ。中国はガーナの高濃縮ウラン研究炉の改造支援で、前向きな進展を実現した。中国は開発途上国向けに、出来る限りの援助を続ける。
中国は、各国が今回の核セキュリティ・サミットでコンセンサスを形成し、より公平かつ協力的で、ウィンウィンを実現できる国際核安全体制の構築を推進し、世界の原子力エネルギーの持続的かつ健全な発展をリードし、核分野のグローバルガバナンスに向け新たな貢献を成し遂げることに期待している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月29日