ロシア・スプートニクは5月2日、日本の防衛省とフィリピンの国防省が、日本がフィリピンにTC90練習機5機を貸与することで合意したと報じた。同機は技術的に、空中監視レーダーを搭載できる可能性がある。
共同通信によると、日本は他国に軍事装備を譲渡できないため、低価格で航空機を貸与することになる。日本が他国に軍事装備を提供するのはこれが初。共同通信によると、日本政府のこの動きは、中国けん制を目的としている。中国やフィリピンなどが領土問題を抱える南中国海の巡航に、同機を使用できるからだ。
フィリピンは日本側に、装備の支援を求めた。安倍政権はフィリピン海軍を支援し、その海洋警備能力を高めることで、南中国海で中国をけん制しようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月3日