南中国海問題、小国によるゆすりを許さず

南中国海問題、小国によるゆすりを許さず。

タグ: 南中国海 フィリピン

発信時間: 2016-05-10 13:01:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

実力がかけ離れており二国間協議によって領土問題を解決することが不可能なため、フィリピンは南中国海問題の仲裁を申し立てたという説について、中国外交部の陸慷報道官は9日、「この説は事実を無視し、是非を混同している。中国は大国だからといって小国をいじめることはないが、一部の小国が不正なやり方により大国をゆすることを許さない」と述べた。

記者からは、「中国は国が大きく力が強く、フィリピンと中国の実力がかけ離れている。フィリピンは二国間協議によって領土および領海線をめぐる中国との係争を解決できないことから、仲裁を申し立てたという説がある。中国はこれについてどう論評するか」という質問があった。陸報道官の回答は下記の通り。

この説は事実を無視し、是非を混同しており、いわゆる「大国原罪論」を想起させる。一部の腹黒い意図を持つ者による中国のイメージダウンを図る説であることは明らかであり、国が強ければ必ず覇を唱える、自分の物指しで人を推し測るという論理によるものだ。

中国は平和的な発展の道、防御を中心とする国防政策、「隣国と友好的に付き合い、隣国をパートナーとする」周辺外交政策を堅持している。中国は長期に渡り、対話・協議・交渉を通じ、平和的な手段による関連係争の解決を堅持してきた。この政策は中国人の血の中に流れる、平和を愛する遺伝子によって決められた。まさにこの政策によって、中国は新中国成立以来、陸地の隣国14カ国のうち12カ国と、歴史の事実と国際法の基本的な準則を尊重した上で、二国間協議・交渉により国境線を設定・確認した。設定・確認した国境線は2万キロ以上に達し、中国の陸地国境線全体の9割以上を占めた。また中国はベトナムとの交渉と協議により、両国の北部湾における領海線を設定した。

中国は地域の大国として、地域の平和と安定の維持の重要な意義、自国の責任を熟知している。中国は長期的に大局を出発点とし、常に建設的で責任ある態度により南中国海問題を処理しており、交渉と協議のドアは常に開かれている。一方でフィリピンは中国とのコンセンサスを顧みず、中国側と交渉・協議により問題解決する誠意が不足しているにも関わらず、むしろ南中国海で「被害者」のふりをしている。挑発を繰り返し、問題を起こし、対立を激化させ、地域の平和と安定を悪化させている。中国は大国だからといって小国をいじめることはないが、一部の小国が不正なやり方により大国をゆすることを許さない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月10日

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