中国が南中国海の仲裁に反撃、米国の肩入れをけん制

中国が南中国海の仲裁に反撃、米国の肩入れをけん制。

タグ: 南中国海 仲裁

発信時間: 2016-05-25 14:43:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

南中国海の仲裁の裁決が迫るなか、真相の是非を混同するフィリピンや米国などに反撃する、中国政府の国際世論への攻勢がピークを迎えている。中国の王毅外交部長は24日、上海協力機構タシケント外相会談後の記者会見で、「南中国海問題において、基本的な事実をないがしろにし、同盟に基づき境界線を引き、政治的に介入しようとするすべての行為が支持されることはなく、自ら信用を失い、結果なく終わることになるだろう」と述べた。上海協力機構のアリモフ事務局長は同日、南中国海問題について声明を発表した際に、「我々は域外国が南中国海問題に介入し、南中国海問題を国際化させることに断固反対する」と述べた。

中国外交部のウェブサイトは24日、劉振民外交副部長が今月19日、南中国海問題について米国の記者団からの質問に回答した内容を掲載した。劉氏は、米ニューズウイークの記者の「中国の南中国海問題におけるレッドラインは何か」という質問に対して、「米国が肩入れしない、つまりいわゆる同盟国を支持し中国に対抗しないことが、中国の南中国海におけるレッドラインだ」とし、南中国海の仲裁について、「これは完全に一方を辱める政治的な下策で、国際法の歴史における悪名高い件になる。時間の流れと共に、仲裁の裏に隠されたカラクリと陰謀が明るみに出ることだろう」と述べた。

米メリーランド大学教授は豪メディアに対して、「国際仲裁によって生じる厄介事は、解決策よりも多い。これは地政学的緊張を強めるばかりだ。中米間の衝突は、本来ならば適切にコントロールできるはずだ。双方の世界的な目標と経済的な利益には、多くの重なる点があるからだ。人々が最も懸念しているのは、南中国海の局地的な事件がコントロールを失い、多くの国が巻き込まれる戦争の導火線になることだ」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月25日

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