比の鉄道建設、中国と協力しても係争を棚上げせず=ドゥテルテ氏

比の鉄道建設、中国と協力しても係争を棚上げせず=ドゥテルテ氏。

タグ: フィリピン,ドゥテルテ

発信時間: 2016-05-31 14:03:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

29日付フィリピン・スター紙によると、ドゥテルテ氏は28日夜にダバオで開かれた記者会見で、4本の鉄道建設を計画中と表明した。うちルソン島のヌエヴァ・ヴィスカヤ州、ソルソゴン州、バタンガス州に通じる3本の始発駅はマニラ。残りの1本はミンダナオ島を貫く。ドゥテルテ氏は、「外国を鉄道プロジェクトに招く必要がある。率直に言って、わが国に金はない」と述べた。ドゥテルテ氏は、中国を念頭に置いているかと質問された際に、「中国かもしれない」と話した。

中国のフィリピン鉄道プロジェクトへの参与が、フィリピンの南中国海の主張に影響を及ぼすことはあるだろうか?ドゥテルテ氏は28日、「あなたたち(中国)がフィリピンの鉄道を建設しても、私が黄岩島を放棄するとは限らない」と答えた。フィリピンメディアはドゥテルテ氏のこの発言が、4月の大統領選中の発言と異なっていることに留意している。30日付Manila Standard Today紙は、「ドゥテルテ氏は当時、中国がフィリピンの鉄道建設もしくはその他のインフラ整備を支援するならば、南中国海の係争を棚上げにすると表明していた。ドゥテルテ氏のこの発言は当時、物議をかもした」と報じた。

中国社会科学院アジア太平洋・世界戦略研究院の許利平研究員は30日、「フィリピンにとって、鉄道建設は非常に重要だ。物流と乗客の輸送に有利で、貧富の格差を縮小できるからだ。鉄道の他にも、フィリピンは道路や港湾などのインフラも整備しなければならない」と指摘した。

許氏は、「中国がフィリピンでインフラプロジェクトに投資するならば、多くの競争は韓国と日本によってもたらされるだろう。フィリピン南部の鉄道は現在、韓国が建設支援を行っている。日本はフィリピン最大の貿易相手国であり、フィリピンに大きな経済影響力を持つ。AFP通信の報道によると、日本は昨年フィリピンの鉄道システムのアップグレードに充てる、約20億ドルの円借款を約束した」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月31日

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