論評はまた「いわゆる仲裁結果の発表後、中国政府は白書『中国は南中国海におけるフィリピンとの争いの交渉による解決を堅持する』を発表した。白書の表題は、交渉のテーブルに戻ることを堅持するという中国の建設的立場を明らかにしている」と指摘した。
論評は最後に「中国は『デュアル・トラック・アプローチ』による南中国海問題の処理を終始堅持する。『デュアル・トラック・アプローチ』とは、具体的な争いは直接の当事国が歴史的事実と国際法の尊重を基礎に、交渉と協議によって平和的に解決するということだ。南中国海問題は中国とASEANとの問題ではない。ASEANは南中国海問題で中立的な立場を取り、具体的な争いに介入しないことを一貫して約束している。中国は南中国海の最大の沿岸国であり、南中国海地域の平和・安定と繁栄・発展の実現は中国にとって利益だ。中国はASEAN諸国と共に協力・ウィンウィンの道を歩むことを望んでいる」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年7月19日