韓国メディアは3日、韓中文化交流および協力プロジェクトがこのほど、相次いで中断されていると伝えた。韓中合作ドラマ、韓流スターのコンサートなどが苦境を迎えていると伝わっている。放送計画を通知していた中国側は、説明もなく放送を中止した。中国側は「現在の雰囲気ではなすすべがない」と統一的な見解を出している。
朝鮮日報(電子版)は2日、韓国の芸能人が中国で撮影を行ったテレビドラマが、放送目前にして「韓国人の出演部分をすべてカットする」という通知を受けたと報じた。韓国側の監督が来月より撮影を予定していたテレビドラマも、数日前に日程の無期限延長を伝えられたという。
これはすべて先月中旬に起きたことだ。韓国国内の業界では、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備决定による、中国の韓国への「報復措置」だと疑われている。
中央日報(電子版)は25日、韓国の慶北星州へのTHAAD配備に中国が反対を続けるなか、山東省青島市が7月25日、27日に「大邱チメクフェスティバル」に参加する計画をキャンセルしたと通達してきたと報じた。青島市の責任者は大邱市国際交流チームに対して「時期的に良くなく、青島市は大邱チメクフェスティバルに参加できない。大邱市も青島国際ビール祭りの訪問を取りやめて欲しい。今後機会があれば改めて訪問して欲しい」と述べた。