朝鮮日報(電子版)は27日、THAADの朝鮮半島への配備决定後、中国の韓国への態度に変化が生じたと伝えた。中国人女性の間で人気の高い韓国産の化粧品も、急に品質問題が発覚した。韓国産化粧品は検疫で不合格が相次ぎ、質の悪い密輸品が増加している。韓国の業界では、これとTHAAD配備の决定の関連性を否定できないとされている。
中央日報(電子版)は2日、中国公式メディアは1日に韓国に対して攻勢をかけ、韓国に「THAAD配備見送り」を求めたと報じた。
人民網は同日、人民日報の「韓国よ、目を覚まし現実を見ろ」と題した記事を掲載した。要約は下記の通り。
韓国政府にとって、THAAD配備への同意は獅子身中の虫、自ら災の種をまくことに他ならない。道に迷ったと悟って引き返さなければ、必ず火傷をし、まいた種を自分で刈り取ることになり、取り返しの付かない敗北に陥るだろう。この措置は韓国に政治・経済・安全・環境・社会など一連のリスクをもたらす。ひとたび衝突が起きれば、韓国が真っ先にターゲットになる。必然的にその運命にも急転換が生じ、韓国人全体が犠牲を強いられる。韓国政府は、このような過ちを冒せるのだろうか?
韓国はTHAAD配備に同意したが、これは自ら米国の「手先」になり、半島で対立の渦を巻き起こすようなものだ。韓国の指導者は自国の長期的な利益と国民の利益を立脚点とし、目を覚まし現実を見るべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月3日