THAAD問題と中韓関係、中国が二者択一を迫る=韓国メディア

THAAD問題と中韓関係、中国が二者択一を迫る=韓国メディア。 成果が期待されていなかったことから、会議で示されたすべての積極的な姿勢がメディアから注目された…

タグ: 3カ国外相会議 韓国 と中韓関係、中国が二者択一を迫

発信時間: 2016-08-25 13:26:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

成果が期待されていなかったことから、会議で示されたすべての積極的な姿勢がメディアから注目された。テレビ朝日は「王毅外交部長が険しい表情で外相会議に出席すると思われたが、意外なことに笑みを見せ和やかな雰囲気だった。しかし中国はこれまでの立場と態度を変えなかった」と報じた。

中国だけではなく、韓国と日本の立場にも変わりはない。これにより3カ国外相会議後の二国間会議では話が合わなかった。中国外交部のウェブサイトによると、王部長は韓国の尹炳世外相と会談した際に、「現在の中韓関係は問題と課題に直面している。中国側は米国による韓国へのTHAAD配備に断固反対し、中国の戦略的安全利益を損ねるすべての行為を受け入れない。韓国が利害を冷静に考え、中国と袂を分かつのではなく共に歩み、双方が受け入れられる妥結策を見出すことを願う」と述べた。

韓国外交部はプレスリリースで「双方はTHAAD問題の基本的な立場について意見交換し、調整を続け共通認識を形成していくことになった。韓国外相は、両国関係の発展の大局は、一つの問題により損なわれるべきではないと強調した」と発表した。

韓国のハンギョレ新聞は24日、「中国は韓国に対して、THAADか中韓関係かという二者択一を求めている。中国のTHAAD問題の立場はこの1ヶ月で緩むどころか、より強硬になっている」と論じた。

日本メディアの報道を見ると、日中間の溝も埋まっていない。中国の日本情報サイト「日本新聞網」によると、日本の岸田文雄外相と王部長の二国間会談は、24日午後に東京で開かれた。岸田外相は会談で王部長に、中国海警局の巡視船が釣魚島(日本名・尖閣諸島)から12カイリ内の海域に進入したことを「日本の領海への侵入」として抗議し、巡視船が二度と「日本の領海を侵犯」しないよう中国政府に求めた。王部長は反論し、釣魚島は古来より中国の領土だという立場を強調すると同時に、中国の巡視船問題を大げさに騒がないよう日本側に求めた。岸田外相はさらに、南中国海の仲裁結果を受け入れるよう中国側に求めた。

NHKによると、岸田外相は王部長と会談し、中国当局の船が「領海侵入」をしていることに抗議し、事態の沈静化を強く求めた。これに対し王部長は、釣魚島は中国固有の領土だとする従来の立場を繰り返したうえで、不測の事態を回避することが重要だという認識を示した。岸田外相は中国側の資源開発の問題も含め、東中国海全体の状況を改善し自制するよう求めた。また岸田外相は、東中国海の事態が改善すれば、来月上旬に中国で開かれるG20サミットに合わせて日中首脳会談を開催することも含め、対話を通じて関係改善を進めたいという考えを伝えた。王部長は「中国はホストとしての務めを果たすが、同時に客もホストの意向に添い客としての務めを果たさなければならない」と述べた。NHKは、G20サミットで日本が東中国海や南中国海などの問題をことさら取り上げることのないようけん制したと分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月25日

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