さらに「中国は世界第2のエコノミーであり、最大の貿易国である。中国が関心を持つ事柄と発展の方向性は、つまり世界の関心と発展の方向性であるといっても過言ではない。過去、中国商工界は国際ルールの制定や、多国間での談判における発言権は決して強くはなかった。過去の中国はチケットを買って国際舞台でのやり取りを観戦していたようなもの。しかし現在の中国は舞台に上がってパフォーマンスを見せる側となっている。これこそが国際的な経済貿易活動における中国商工界のリーダーシップを世界が認め始め、受け入れていることを説明しているといえるだろう」とした。
そして「G20とB20は一つのプロセスであり、一回きりのイベントではない」と孫暁氏は指摘する。今回のサミットが終わると、今度はドイツにB20ホスト権が移り、関連する議題作業グループが立ち上げられる。中国は次回のB20関連議題作業グループに適した企業を推薦することができ、引き続き今年の政策提言の実施を進めていくこととなる。中国貿易促進会も商工界の優れた提言と中国国内の関係部門を結び付け、引き続き中国企業を国際舞台へ招き、その中で力を発揮させて、これらの政策提言の花を咲かせていくということだ。
「人民網日本語版」2016年9月4日