李総理、南中国海問題における中国の立場と主張を説明

李総理、南中国海問題における中国の立場と主張を説明。

タグ: 李克強 南中国海

発信時間: 2016-09-08 10:51:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の李克強総理は現地時間7日午前、ラオス・ビエンチャンの国家会議センターで開かれた第19回中国・ASEAN(10+1)首脳会議に出席した際に、南中国海問題について中国側の立場と主張について次のように説明した。

中国とASEAN諸国の努力により、南中国海情勢は現在、積極的な方向に発展している。中国とASEAN諸国が国際法の原則に基づき制定した「南中国海各方行為宣言」は、効果的な地域規則であることが実践で証明されている。この十数年に渡り、中国とASEAN諸国は共に南中国海の平和と安定を守ってきた。同宣言が確立した、直接的な当事国が交渉と協議により係争を平和的に解決するという原則が、極めて重要な力を発揮した。中国側とASEAN諸国は同宣言に基づき、「南中国海行為準則」の協議を積極的に進めている。これは南中国海問題の適切な処理、係争解決前の食い違いのコントールと解消、協力の推進を目的としている。今回の会議は「中国とASEAN諸国が海上緊急事態に対応するための外交高官ホットラインの指導方針」「中国とASEAN諸国の南中国海における海上偶発的遭遇規則の適用に関する共同声明」を採択する。これらは相互信頼と自信を深め、海上リスクを引き下げ、南中国海の平和と安定を守る上で重要な意義を持つ。

南中国海の平和と安定、地域各国の繁栄と発展は深く関わりあっている。南中国海の安寧で、地域各国が最大の受益者になる。地域各国が問題解決の鍵をしっかり自分の手に握らなければ、南中国海の平和と安定を維持できないことは、歴史と現実によって何度も証明されている。中国側はASEAN諸国と手を携えて協力し、妨害を排除し、同宣伝の精神と「デュアル・トラック・アプローチ」の方針に基づき、南中国海を適切に把握・処理し、南中国海を地域各国に利益をもたらす平和・友好・協力の海にしていきたい。

ASEAN諸国首脳は中国側が「南中国海行為準則」の協議を積極的に推進する努力を称賛し、会議が「中国とASEAN諸国が海上緊急事態に対応するための外交高官ホットラインの指導方針」「中国とASEAN諸国の南中国海における海上偶発的遭遇規則の適用に関する共同声明」を採択することを歓迎した。「南中国海各方行為宣言」を共に実行に移し、対話と協議による南中国海問題の平和的解決を貫き、食い違いがASEAN・中国関係の発展の大局に影響を及ぼさないことを願った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月8日

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