国産空母、来年にも海上試験へ
インドのテレビ局はウェブサイトで6日、「ネット上の写真とニュースによると、中国初の国産空母は完工間近で、来年の海上試験に向け準備を整えている可能性がある」と報じた。
艦載版J-20、米国の艦載機を圧倒?
ロシアメディアは中国国産空母の建造そのものよりも、未来の空母艦載機に興味を抱いている。ロシアの軍事情報サイトは記事の中で、中国の関連企業が「艦載版J-20」のプロジェクトを始動したと報じた。
ロシア側の報道によると、艦載版J-20は通常のJ-20と異なり、翼幅が10.2%延長され14.2メートルに達する。全長は0.7メートル縮小の19.5メートル、全機の空虚重量は2.5トン増の19.5トン。さらに重要なのは、艦載版の作戦半径が1500−1600キロメートルに達し、米国現役の第4.5世代、第5世代艦載機を50%も上回ることだ。
ある中国の軍事専門家は記者に対して「J-20もJ-31も現在は陸から発進する戦闘機であり、艦載機になる潜在力を持つ。J-20の外観は超音速巡航能力を強調しており、離着陸性能はそれほど高くない。J-20を艦載機にするならば、大幅な改良が施されるだろう」と分析した。
ステルス艦載機、第2陣の空母と同時開発か
専門家は「現在公開されている写真を見ると、初の国産空母は依然としてスキージャンプ甲板を採用している。これは遼寧艦の経験を吸収した上で建造されたと言える。艦載機については従来のJ-15の他に、国産機を使用する可能性がある。これにはZ-9をベースとする新型捜索・救助ヘリ、Z-8もしくはZ-18をベースとする哨戒ヘリと対潜ヘリが含まれる」と予想した。
海外メディアによると、第1陣となる国産空母(1隻以上の可能性も)の完工後、第2陣(002型)にカタパルトが採用される見通しだ。これにより戦闘機の出動率が向上し、出動時の弾薬・燃料量が大幅に増え、艦載戦闘機の性能をフル発揮できる。専門家は「米海軍に一定量のF-35C戦闘機が配備されており、日本の航空自衛隊も1機目のF-35の初飛行を行っている。この状況下、中国の未来の艦載戦闘機もステルス化に向かう。ステルス版艦載機は、第2陣となる空母と同時に開発される可能性が高い」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月8日