専門家:弾道ミサイル「DF-26」の射程距離、グアムの米軍をカバー

専門家:弾道ミサイル「DF-26」の射程距離、グアムの米軍をカバー。 海外メディアは最近、中国軍は現在、精密誘導の遠距離巡航ミサイルを開発しており、その目的の一つは、外国の空母の中国の海岸への接近を阻止することで、これは、米国の空母の作戦能力を大きく制限することとなると伝えた…

タグ: 弾道 ミサイル DF-26  空母編隊

発信時間: 2016-09-29 15:00:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

海外メディアは最近、中国軍は現在、精密誘導の遠距離巡航ミサイルを開発しており、その目的の一つは、外国の空母の中国の海岸への接近を阻止することで、これは、米国の空母の作戦能力を大きく制限することとなると伝えた。軍事専門家の李傑氏は人民網の単独取材に対し、「中国は、『接近阻止・領域拒否』能力を高め、米国が好きなように軍事行動を取れなくしている。これもまた、米国が近年、南中国海問題に絶えず介入し、空母編隊の能力を高めようとしている重要な原因となっている」と語った。

新米国安全保障センターがこのほど発表した報告書によると、米海軍は世界の海域で行動の自由を持っているが、誰の挑戦も受けないこのような主導的地位はまもなく終結を迎えることになる。なぜなら近年、中国やロシア、イランを含む多くの国が巨額を投じて先進的な防空システムや対艦ミサイル、潜水艦、空母などを開発し、「接近阻止・領域拒否」能力を高めているためだ。中国軍は現在、精密誘導の遠距離巡航ミサイルを開発しているが、その目的の一つは、外国の空母の中国の海岸への接近を阻止することだ。外国の空母は、海岸から離れた場所に退かなければならなくなり、艦載戦闘機の作戦半径も影響を受け、米国の空母の作戦能力は大きく制限されることとなる。

遠距離対艦ミサイルと精密誘導兵器によってもたらされる脅威に対して、ある人は、未来の作戦環境に空母が適応できるかと危惧し、よりスピーディーで柔軟な小型空母によって巨大な大型空母を代替し、敵の砲火を避け、空母をプラットフォームとして無人機を離着陸させることを提案している。またある人は、空母の防衛技術の増強やミサイル迎撃設備の配備を提案している。さらに空母は将来、時代遅れの兵器となるのではないかと心配する人もいる。だが米海軍は、空母の兵力投入能力と戦闘機群が、世界の軍隊を上回る米軍の決定的な優位性をなしていると確信している。

李傑氏によると、米国は、他国の近海海域における空母編隊のいわゆる「航行・飛行の自由」に対して、対艦ミサイルや大型爆撃機などが深刻な挑戦をもたらすことを非常に心配している。中国は、対艦ミサイルや爆撃機による遠距離作戦能力を高め、とりわけ空中巡航ミサイルの配置の強化などによって「接近阻止・領域拒否」の能力を高め、米国が好きなように軍事行動を取れなくしている。これもまた、米国が近年、南中国海問題に絶えず介入し、空母編隊の能力を高めようとしている重要な原因となっている

李傑氏によると、昨年9月3日の軍事パレードの際には、地上配備の巡航ミサイル「CJ-10」や対艦ミサイル「DF-21D」、中遠距離弾道ミサイル「DF-26」などの武器が公開された。このうちとりわけ「DF-26」の最大射程距離は3、4000kmに達する。中国大陸部の沿岸からグアム島までの距離は2800km前後にすぎない。こうした距離が中国のミサイルの射程内にあることも、米国が最も心配していることの一つだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月29日

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