見所3
「おデブちゃん」が離陸――Y-20大型輸送機がデモ飛行、静的展示を実施
今年7月に配備された、中国が独自に開発したY-20大型輸送機も、今回の航空ショーでデモ飛行を行い、かつ一般向けに初めて静的展示を行う。
Y-20は200トン級の大型・多用途輸送機で、複雑な気象条件下でも各種物資・人員の長距離空輸が可能。重さ200トンに達するため、Y-20は親しみを込めて「おデブちゃん」と呼ばれている。
見所4
「リーダー」が回帰――H-6K爆撃機が静的展示
今回の航空ショーでは、東中国海・南中国海・西太平洋で任務を遂行している空軍のH-6K爆撃機が、一般向けに静的展示を行う。
「戦神」とも呼ばれるH-6K戦略爆撃機は、中国の旧型H-6爆撃機の改良版だ。中国空軍が遠洋作戦を展開する際のリーダーであり、作戦半径が5000キロに達する。各種長距離攻撃武器を搭載でき、その攻撃範囲は第二列島線を上回る。
見所5
「スター」ミサイルが登場――全過程超音速ミサイル「CM302」が初公開
H-6Kなど空軍主力機種のほか、地上で静的展示される「スカイパワーエリア」では、近距離・中距離・長距離空対空ミサイル、CJ-20巡航ミサイル、YJ-63Bなどの近・中距離空対地ミサイルなどが展示される。
写真は次世代早期警戒機「KJ-500」(写真は中国電科が提供)
見所6
「クールなイケメン」が技を披露――次世代早期警戒機「KJ-500」が登場
KJ-500は捕捉範囲が広く、耐干渉性が高い。燕のように軽やかで、航続時間が長く、環境に対する適応力が高い。複雑な環境でも全方位の対空・対海長距離捕捉・指揮・制御が可能だ。