中国の習近平国家主席は19日リマで、ロシアのプーチン大統領と会談しました。
習主席はその際、「今年に入ってから、両国は『中露善隣友好協力条約』締結15周年と戦略的協力パートナーシップ確立20周年を祝うことをめぐって、全方位の戦略的協力を強めた。これは共同発展と共栄を促し、世界の平和と正義を守る勢力を増強させた。中国はロシアとともに努力して、新しい年にハイレベル往来を密接にし、互いに支持しあい、政治と戦略的相互信頼を固め、発展戦略のマッチングや、『一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)』とユーラシア経済連盟建設のマッチングと協力に取り組み、メディア交流年などの人文交流活動を成功させ、国際事務における意思疎通や協調と協力を強め、世界の平和と安定を促していきたい」と述べました。
これに対し、プーチン大統領は、「現在、両国の経済貿易関係は好調な発展ぶりを維持しつつあり、ハイテク技術などの分野での協力も積極的な成果を収めている。ロシアは中国との協力を拡大しながら、APECなどの多角的事務における協調と協力を強化していきたい」との考えを示しました。
両首脳はまた、ともに関心を持つ国際問題や地域問題について意見を交わし、北東アジア、中央アジア、そして両国の周辺地区の平和と安定維持に意見の一致を見せました。
「中国国際放送局日本語版」2016年11月20日