記者からは「トランプ氏は蔡英文氏との電話会談後、SNSで中国の通貨政策を疑問視し、中国が意図的に人民元相場を切り下げ、米国から輸入される商品に高額の関税をかけ、さらに南中国海で巨大な軍事施設を建設していると批判した。中国側はこれについてどのように解釈し、回答するか。中国側はトランプ氏個人の問題によるミスと考えるか、それとも米新政権の対中政策に重大な変化が生じるシグナルととらえるか。中国側は現在もトランプ氏が、中国政府から信頼され、今後4年間に渡り協力を展開できる大統領と判断しているか」という質問があった。中国外交部の報道官は、次のように回答した。
一つ目の質問についてだが、中米の経済貿易関係の本質が、長年に渡り高度の互恵・ウィンウィンであったことは御存知の通りかと思う。さもなければ今日の状況にまで発展することはなかった。この良好な発展の流れを維持するためには、中米双方が両国関係の重要な原則を貫いた上で、共に努力し続ける必要がある。
トランプ次期大統領と陣営の一部の動きに隠された原因について、我々は憶測しないが、中国に関する問題について立場と態度を示すだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月6日
![]() |
![]() |
![]() |