中国の空母発展に十分な潜在力 3つの空母艦隊を形成へ

中国の空母発展に十分な潜在力 3つの空母艦隊を形成へ。

タグ: 空母 遼寧艦 駆逐艦 戦闘力

発信時間: 2017-01-06 10:07:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

新年初日、空母「遼寧艦」を中心とする錚々たる顔ぶれの海軍艦隊が、南中国海で演習を行った。米太平洋艦隊が発表した情報によると、米海軍の原子力空母「カール・ヴィンソン」が5日頃にカリフォルニア州サンディエゴから出発し、太平洋を横断し西太平洋に配備された。この2つの情報により、メディアとネットユーザーは中米の空母発展に関心を寄せた。軍事専門家の梁芳氏は人民網のインタビューに応じた際に、「中国海軍の空母艦隊は、トン数も艦載機の数も、米軍の空母艦隊に及ばない。しかし発展の十分な潜在力を秘めており、将来性が高い」と話した。

報道によると、遼寧艦による空母艦隊は南中国海に入る前、渤海・黄海・東中国海などの海域を通過し、宮古海峡を経由し第一列島線を越え西太平洋に入った。日本の海上自衛隊が東中国海方面で撮影した同艦隊の写真によると、遼寧艦の他にも052D型駆逐艦「長沙艦」、052C型駆逐艦「鄭州艦」「海口艦」、054A型護衛艦「煙台艦」「臨沂艦」、056型コルベット艦「株洲艦」、総合補給艦「高郵湖艦」が含まれていた。

報道によると、空母艦隊を初めて構築したのは米海軍で、運用に熟練している。イラク戦争後に空母艦隊の規模を縮小したが、空母1隻、巡洋艦1隻、駆逐艦2隻、原潜1隻、戦闘支援艦1隻という構成になっている。しかも米空母艦隊には、驚異的な武器が搭載されている。米海軍のタイコンデロガ級巡洋艦、アーレイ・バーク級駆逐艦など、すべての戦艦に約100基の垂直発射装置が搭載されており、中長距離防空ミサイル、対潜ミサイル、巡航ミサイルを発射できる。空母の艦載機連隊の規模は、他国をはるかに上回る。4つの戦闘機中隊、1つの電子攻撃中隊、1つの空中早期警戒中隊、1つのヘリ中隊を含み、各種軍機の数は80機を上回る。

梁氏は「今回登場した遼寧艦による空母艦隊は、トン数も艦載機の数も、米軍の空母艦隊に及ばない。しかし米国は10隻の空母、先進的な技術装備、高い作戦能力を持つが、発展の潜在力が乏しい。軍事費の不足がその証左だ。さらに米海軍のスーパーホーネット、F-35Cなどの艦載機の問題が多発し、空母の作戦能力の発揮を強く制限している。これと比べると、中国軍の作戦能力はこの10年間で飛躍的な発展を実現しており、長期的に見ると将来性が高い。中国初の国産空母が間もなく進水しようとしている。報道によると、2隻目の国産空母も建造中だ。近い将来、中国海軍は3つの空母艦隊を持つようになり、中国の領土主権及び海洋権益を守る任務を遂行できるようになる」と指摘した。

「国家戦略の根本的な違いにより、中米両国の軍事力を単純に比較することはできない。中国の空母発展は国益を守るためであり、米国のように世界の警察になり、世界で覇を唱えるためではない」

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