米国のオバマ大統領は現地時間10日夜、シカゴで任期最後の演説を行った。オバマ大統領は国際問題について中国に言及し、「米国が立場を放棄しない限り、中露は米国の世界における影響力に匹敵できない」と述べた。演説全体で中国に言及したのはこれだけだ。中国外交部の陸慷報道官は、11日の定例記者会見で「これについて何か言いたいことがあるのでは」と質問された際に、「それでは、二つ言わせてもらう」と述べた。
「まず、我々と米国側の考え方はあまり一致しないようだ。中国は国際関係の民主化を主張し続けている。そのため我々と外部世界の関係について論じる際に、他国への影響力ではなく、中国自身の発展により国際社会に貢献できるのだと考える」
「次に影響力について論じるならば、中国人の論理によると、ある国が国際事業でどのような影響を発揮するかは、自身ではなく国際社会の多くのメンバーによって評価される」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月12日