在韓中国人民志願軍烈士の遺骨帰国プロジェクトは、今年も予定通りに実施される。これは高高度ミサイル防衛システム「THAAD」の配備によりこじれた、韓中関係の潤滑油になる可能性がある。聯合ニュースが8日に伝えた。
韓国政府は同日、両国の国防部門が15日に会議を開き、遺骨返還について協議すると発表した。3月末にも20人以上の遺骨が返還される予定だ。韓国は現在まで、朝鮮半島の38度線以南の541人の遺骨を中国に返還している。
報道によると、中韓は過去3年間の1、2月に本件をめぐり協議し、清明節前に引き渡しを行っていた。今年は協議が行われる時期がやや遅れており、THAADの影響が噂されている。韓国国防部の当局者は、両国は人道主義的な見地に基づき、粛々と取り組んでいると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月9日