サウジが中国の無人機生産ラインを導入、テロ対策に活用へ

サウジが中国の無人機生産ラインを導入、テロ対策に活用へ。

タグ: サウジ,無人機生産ライン,テロ対策

発信時間: 2017-03-28 14:06:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国・サウジアラビア両国は今月16日、総額650億ドルの協定に署名した。双方は16日に14の協定と覚書に署名した。これにはエネルギー貿易、経済、軍事、安全など、35件の協力内容が含まれる。

今年2月のアブダビ国際防衛展覧会の会期中、現地メディアは中国がサウジと協力協定に署名したと報じた。サウジは無人機「彩虹-4」の生産ラインを導入することになった。

26日付香港紙『南華早報』は、「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が今年2月に発表した報告書によると、彩虹-4の価格は1機当たり約400万ドルだ。米空軍のウェブサイトによると、MQ-1プレデターの価格は地上基地とセットで2000万ドルにのぼる。報告書によると、イラクは過去5年間で武器の56%を米国から輸入。しかしイラク国防省によると、イラクは低価格を理由に彩虹-4を選択したという」と伝えた。

SIPRIのこの報告書によると、中東諸国の武器輸入額は過去5年間で86%増加し、世界の武器輸入総額の29%を占めた。うちサウジはインドに次ぐ、世界2位の武器輸入国だ。

彩虹-4は中国航天科技集団(CASC)第11研究院が開発。車輪式で、自主制御可能。用途は多様で、高い積載力を誇り、航続性能が優れている。離陸重量は1300キロで、積載量は345キロ、実用上昇限度は4000メートル、航続時間は35時間。情報偵察・監視任務を遂行でき、かつ小型誘導兵器を搭載し、地上の固定標的及び低速移動標的を正確に攻撃できる。またさまざまな装置を搭載することで、緊急通信、航空偵察、海洋の主権維持、科学研究などの民間分野に進出できる。

「彩虹」シリーズは中国の対外輸出の2大有名無人機ブランドの一つだ。中国の「翼竜」と「彩虹」は中東諸国で主力装備になり、テロ対策に用いられている。

中国航天科技集団の無人機部門で働くエンジニアによると、中国は2014年にもサウジに中航空・長航続時間無人機「翼竜」を輸出していたが、中東の砂漠でそれほど活躍できなかった。彩虹-4はイラク、イエメン、アフリカのスーダン、エチオピア、パキスタンの対テロ作戦で優秀な成績を収めている。これはサウジが無人機協力に積極的な理由だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月28日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。