外交部(外務省)の陸慷報道官は18日の定例記者会見で、日本政府の最近の姿勢表明について「ファシズムと軍国主義思想は第2次大戦を引き起こした禍根であり、徹底的に清算し、根絶しなければならない。日本側は歴史の教訓について深く反省し、汲み取り、正しい歴史観で若い世代を教育すべきだ」と表明した。
【記者】報道によると、日本政府は14日の閣議で、野党・民進党の質問に対して、教育機関は教育基本法に従っていることを踏まえたうえで、ヒトラーの自伝『我が闘争』の「有益適切」な部分を判断、使用できるとする答弁書を決定した。これについてコメントは。
【陸報道官】『我が闘争』がどのような本であるかは全世界がよく分かっている。日本政府は、このような本の一部を青少年生徒の教材とすることにあくまで同意した。この事が日本国内で強い懸念を招いていることは完全に理解できる。ファシズムと軍国主義思想は第2次大戦を引き起こした禍根であり、徹底的に清算し、根絶しなければならない。根本的是非に関わるこの歴史問題においては、ほんの少しでも曖昧、不明瞭にすることは許されない。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年4月19日