フィリピン外務省は、フィリピンがASEAN議長国を担当する間、中国と「南中国海行為準則(COC)」枠組みの合意に至ることを楽観すると表明した。フィリピン華字紙『菲律賓商報』が20日付で伝えた。
フィリピン外務省の報道官は記者会見で「ASEANと中国の相互信頼が深まっている。我々は枠組みの年内合意に非常に期待している」と話した。
「我々は1−2年前よりも期待を強めており、重大な進展が可能と信じている。ASEANと中国はすでに、今年中旬までにCOC枠組みを構築することを決めている。来週のASEAN首脳会議後、一連の会議が開かれる。ASEANと中国の協議が、大きく進展することを願っている」
中国外交部の王毅部長はCOC枠組みについて、中国はASEAN10カ国とCOCに関する協議を積極的に推進しており、すべての関連国が認める地域ルールを共に構築していくと述べた。今年2月末(27日)に行われたCOC作業グループ会合では、非常に大きな進展があり、COC枠組みの初の草案がまとまった。「中国とASEAN諸国はこれについて、非常に満足している」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月20日