マティス米国防長官は先週日曜日(23日)にジブチを訪れ、戦略的に重要な地位を占めるこのアフリカの小国との、パートナーシップの安定化と強化を求めた。米軍高官は先ほど、中国が初の海外軍事基地をジブチの米軍基地付近に設置することに関心を示し、さらにジブチ大統領に米国側の「懸念」を伝えていた。米メディアが25日に伝えた。
キャンプ・レモニエは、米軍のアフリカにおける最大の軍事基地であり、米軍の特殊部隊が東アフリカで敏感な対テロ作戦を展開するための大本営でもある。キャンプ・レモニエから数マイル離れた場所で、中国が初の海外軍事基地を建設中だ。米国の安全問題専門家らは、中国のジブチでの軍事施設の建設には、戦略的な狙いがあると判断している。
中国外交部の洪磊報道官は以前、中国のジブチにおける軍事施設の建設について「中国は近年、アデン湾とソマリア沖に護衛航行艦隊を派遣している。任務遂行中、兵士の休息、食品・燃料の補給に多くの実質的な問題があり、近くで効果的に後方支援を行う必要がある。中国とジブチは後方支援施設の建設をめぐり協議し、コンセンサスを形成した。これは中国軍の護衛航行任務のより良い遂行、地域の平和と安定への新たな貢献に資する。関連施設の性質は明確で、これは中国のアデン湾及びソマリアにおける護衛航行艦隊に、後方支援を行うということだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月26日