途上国だけでなく、先進国も同様に中国を強く必要としている。米国務省のある幹部は以前筆者に、中国の「一帯一路」建設の実際の状況をもっと多くの人々に知らせるべきだと語った。数週間前、米国のある元政界要人が米議員助手数10人を引き連れて筆者のシンクタンクを訪れ、中国に学ぶことが目的だと明確に述べた。
こうした点から見て、文書の公表は大変タイムリーなものだ。文書は得難い良い口火を切った。政策の疎通、施設の連結、貿易の円滑化、資金の融通、人心の通じ合いにおける近年の中国の世界に対する著しい貢献を整理し明らかにしただけでなく、「一帯一路」建設における初期段階の発展ノウハウを世界と分かち合った。
その重要なノウハウが、世界のコネクティビティを強化する中で、より多くの国々を発展させることだ。まさに文書が指摘するように「歴史、とりわけ20世紀の2度の世界大戦の痛ましい教訓は、現在の世界がいかなる時にもましてコネクティビティの強化を必要とし、各国がいかなる時にもましてより緊密な運命共同体の構築を必要としていることを、われわれに告げている」のだ。
つまり「一帯一路」共同建設において、中国は理念の首唱者であり、責任ある実践者でもある。今後しばらくの間、国内外のシンクタンク、企業、関係機関はこの文書を精読し、「一帯一路」の最新の進展を理解し、「一帯一路」の大きな背景の下で自らの将来の発展の位置づけを探るものと信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月13日