韓国大統領官邸の青瓦台は15日、新政府が中国、米国、ロシア、日本などに特使を派遣すると発表した。韓国の李海チャン元首相が中国の特使に選ばれた。李海チャン氏が韓国大統領の訪中特使に選ばれたのは2回目となる。
韓国聯合ニュースによると、青瓦台は新政府の外交方針と理念を熟知している人を特使に選び、訪問期間中に関係国に文在寅大統領の直筆の手紙を渡し、新政府の協力強化の意思を伝えるとみられる。また、特使は関係国の高官と会談し、新政府の政策を紹介し、二国間関係について意見交換を行う計画。
中国派遣特使に選ばれた李海チャン氏は2003年2月に盧武鉉大統領の特使として訪中したことがあり、2004年から2006年まで盧武鉉政権の国務総理を務めた。国会議員に何度も当選したことのある、「共に民主党」のベテラン議員である。
報道によると、李海チャン率いる訪中団は国会議員、元中国駐在外交官、シンクタンクの研究者らからなる。
また青瓦台は同日、韓国紙『中央日報』の洪錫ヒョン社長を米国派遣特使に、「共に民主党」所属の国会議員の宋永吉氏をロシア派遣特使に、文喜相氏を日本派遣特使に、西江大学校の趙潤済教授をEU・ドイツ派遣特使に選んだと発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月16日