中国とASEAN諸国は17、18両日に中国貴州省貴陽市で『南中国海における関係国の行動宣言(DOC)』実行第14回高官協議と第21回共同作業部会を開き、「南中国海における行動規範」(COC)の枠組で合意した。各者はCOC協議全体の重要な段階的成果であり、今後のCOC協議の基礎を固めたと強調した。中国新聞社が伝えた。
協議には中国とASEAN10カ国の外務省高官が出席。各者はDOCの包括的かつ実効性ある実行、海洋実務協力の強化、COC協議について率直かつ踏み込んで協議し、前向きな成果を得た。各者はDOCの包括的かつ実効性ある実行の重要性を重ねて表明。南中国海をめぐる争いの対話と協議を通じた平和的解決を堅持し、地域の規則枠組を通じた溝の管理・コントロールを堅持し、海洋実務協力を深化し、COC協議を推進し、南中国海の平和と安定を共同で維持すると表明した。
各者はCOCの枠組で合意し、その重要な意義を積極的に評価。COC協議全体の重要な段階的成果であり、今後のCOC協議の基礎を固めたと強調した。各者は引き続き建設的姿勢で協議を進め、コンセンサスを踏まえた妥結を目指す。
中国の劉振民外交副部長(外務次官)は協議後の記者会見で、COC枠組について重点的に説明。「各国の利益と懸念に全面的に配慮したCOC枠組文書であり、序文、目標、原則、基本的誓約などからなる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月19日