世界では、中国をめぐってさまざまな議論が繰り広げられている。米国の著名なQ&Aサイト「Quora」では、「中国人は創造力があるか」との質問が出された。各国のユーザーがこれに対し、細かい回答を出している。
Godfree Robertsというユーザーは、中国人が世界で最も創造力を持つことは間違いないと主張する。もしも1900年までに中国人が何を発明したかを知りたいなら、中国の驚くべき発明が多数紹介されているジョゼフ・ニーダムの『中国の科学と文明』を読めばいい。中国は今日でも、驚くべき数の技術の発明で世界の先頭に立っている。
Chuntao Hongというユーザーは、2016年の報告書「世界開発指標」(世界銀行)を紹介した。この報告では、英国と米国、中国、ロシア、フランスの5カ国の特許出願数が次のように示されている。
Feifei Chenというユーザーはまったく違う角度から答えている。「型通りの意見、成果や科学技術プロジェクトの列挙はもう飽きたのでは? 皆さんがまだ目をつけていない美食を紹介しよう。中華料理には大きく8つに区分され、それぞれが独自のスタイルを持っている。魚を例に取れば、100種類以上の異なる調理方法がある」
これに対してあるユーザーは、「一つの食材で100種の風味を編み出した民族に創造力がないとはとても言えない」とコメントした。
Yangyi Zhouというユーザーは、質問を出したユーザーに中国に直接来てみてみればいいと提案している。このユーザーはさらに、「中国の今日の革新を認めない人も、中国古代の4大発明の影響を否定することはできないだろう」と指摘している。
中国の創造力と言えば、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の沿線20カ国余りの若者に中国の生活方式で何が一番好きかを聞いた最近の調査では、中国の「新4大発明」、高速鉄道と支付宝(アリペイ)、自転車シェアリング、ネット通販が選ばれた。私たちからすれば暮らしの中のごく普通な見慣れたことも、外国人の目には、世界を新たに変える快挙に映るらしい。これもまた、現代の中国人の巨大な革新の活力を示している。