カザフスタンのナザルバエフ大統領の招待に応じ、習近平国家主席は7−10日にカザフスタンを公式訪問し、上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第17回会議、アスタナ国際博覧会開幕式に出席する。これは「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)国際協力サミットフォーラム閉幕後、習主席の初の外遊、習主席にとって3回目のカザフスタン訪問であり、意義重大で注目を集めている。
習主席の今回の訪問の主軸は、一帯一路の共同建設だ。習主席は4年前にカザフスタンで、シルクロード経済ベルトの共同建設という重大な提案を行った。習主席は今回、一帯一路を初めて提唱した地に戻るため、深い意義がある。両国関係の水準を高め、一帯一路の協力推進に新たな動力を注ぐことになるだろう。
今年はSCO憲章調印15周年だ。SCO所在地域は、一帯一路建設の重点地域だ。習主席は今回の訪問で、各加盟国の一帯一路をめぐる深い協力を推進し、シルクロード精神によってSCO発展の新たな中身を豊富にする。
今回は一帯一路共同建設の模範となる訪問、周辺運命共同体構築の実務的な外遊となる。(筆者:張茂栄 中国現代国際関係研究院世界経済研究所)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月8日