中国の固定翼無人機が119機で集団飛行し、記録を再び更新した。わずか2年で、中米は無人機の集団飛行記録を4回も更新し、この分野における競争は激化している。中国空軍専門家の傅前哨氏は11日、記者に対し「固定翼無人機の集団飛行能力は未来の無人機の応用の重要な方向を示し、スマート無人システムのルールを変えることにもなる」と述べた。
中米の無人機分野の競争が激化
傅前哨氏は、無人機群のコントロール技術分野において、中米は世界トップレベルであるとみている。米国は無人機群の形成に力を入れ、国防高等研究計画局(DARPA)、海軍研究所、複数の実験室などと機関を創設し、無人機群の概念実証の研究で著しい成果を上げている。米国防総省が公布した『無人機システム路線図2005-2030』は、無人機自主コントロールレベルを1~10レベルに分け、「完全な自主集団」の形成を無人機自主コントロールの最高レベルとし、2025年に無人機は完全な自主集団能力を備えると見込んでいる。2016年11月、中国初の固定翼無人機群は飛行テストを実施し、67機の集団飛行で米国の記録を破った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月12日