中国とパナマの国交樹立声明調印は歴史的一歩であり、友誼の延長継続だ。160年余り前、最初の華人がパナマに到着し、双方交流の長い道程を開いた。この過程において華人は「両洋鉄道」とパナマ運河の建設に加わり、苦難を経験し、汗を流した。今日では米がパナマ人の主食の1つとなり、広東料理が人々に好まれ、週末の朝の飲茶が多くの民衆の習慣となっている。これらはいずれも、中国とパナマの伝統的友誼の真の姿の描写だ。
今日の中国パナマ協力は日に日に活力を増す新たな段階にある。昨年6月、拡張後のパナマ運河を最初に通過したのは中国遠洋海運集団所属の「中遠海運パナマ」号だった。パナマのバレーラ大統領が国交樹立のテレビ演説で指摘したように、中国は地域と全世界で極めて重要な役割を演じており、パナマ経済において重要な役割を果たし続けている。未来を展望すると、中国とパナマの国交樹立は双方が経済の強みによる相互補完を一層発揮し、協力の潜在力を掘り起こし、両国民に幸福をもたらすうえでプラスだ。
中南米は中国と地理的には最も遠いが、心はつながり、行動ではパートナーだ。過去4年間に習近平国家主席は中南米を3回訪問した。中国と中南米が手を携えて夢を追うことは、現代の国際関係において注目される外交的実践となっている。中国―CELACフォーラムの発足、平等互恵・共同発展の中国・中南米包括的協力パートナーシップの前進、中国・中南米関係の五位一体の新構造の段階的形成、「1プラス3プラス6」枠組によって双方の実務協力を急行車線へ導く……中国と中南米の互恵協力は飛躍的発展を見せ、中国・中南米運命共同体の基盤は一層堅固になっている。中国とパナマの国交樹立は、中国とラテンアメリカ・カリブ諸国の友好協力の一層の深化を示し、双方が手を携えて素晴らしい未来を共に創造する新たな航程の一層の広がりを告げている。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年6月15日